屋根の種類 20選:特徴を簡単解説 その②
2024年05月28日 14:40:00
[屋根の種類 20選 その① ]では10種の屋根をご紹介いたしました🤓
このブログでは残りの10種を紹介していきたいと思います。
11. 折板屋根(おりいたやね)
折板屋根は、屋根の端部に配置された板(折板)が特徴的な形状を持っています。
鋼板を波形や山形に加工した屋根でで、軽量で耐久性があり、大型の工業施設や倉庫に多く使用されます。
施工も簡単でコストも抑えられます。
12. セラミックタイル屋根
セラミックタイル屋根は、高温で焼成されたセラミックタイルを使用した屋根材です。
これにより、非常に硬く、耐久性が高くなります。
セラミックタイルは多様なデザインと色があり、美しい仕上がりを実現できます。
また、セラミックは自然素材から作られているため環境にも優しい選択肢です。
13. ハーフヒップ屋根(半寄棟屋根)
ハーフヒップ屋根は、切妻屋根と寄棟屋根の特徴を組み合わせた形状です。
具体的には、屋根の一部が切妻屋根のように垂直に切り落とされており、残りの部分が寄棟屋根のように四方に傾斜しています。
端部に小さな三角形の斜面があり、耐風性と排水性に優れています。
14. ボンネット屋根
ボンネット屋根は、通常の傾斜屋根に加えて、屋根の端部が下方にカーブして延びている形状が特徴です。
このデザインは古いヨーロッパの農家やコテージによく見られ、その名の通り、車のボンネットのような形状を持っています。
カーブした部分は雨や雪を効率よく排水し、壁を保護する役割を果たします。
独特のエレガントな外観が特徴です。
15. パビリオン屋根
パビリオン屋根は、四方に同じ勾配の斜面を持つ屋根です。
通常の傾斜屋根に加えて、屋根の端部が下方にカーブして延びている形状が特徴です。
このデザインは、古いヨーロッパの農家やコテージによく見られ、その名の通り、車のボンネットのような形状を持っています。
カーブした部分は雨や雪を効率よく排水し、壁を保護する役割を果たします。
円形や多角形の建物に多く使用され、中心に向かって斜面が集まるため、見た目のバランスが取れています。
16. バタフライ屋根
バタフライ屋根は中央部が谷のように低く、両端が高くなる逆勾配の屋根の形状が特徴です。
この形状が蝶の羽のように見えることから「バタフライ屋根」と呼ばれています。
雨水を集めやすく、モダンなデザインに適しています。
現代的なデザインとして、ミッドセンチュリーモダンの建築スタイルで人気があります。
17. ソーラールーフ
ソーラールーフは、屋根材自体に太陽光発電パネルを組み込んだシステムです。
これにより屋根全体が発電機能を持ち、太陽光を利用して電力を生成します。
ソーラールーフは従来の太陽光発電パネルと異なり、美観を損なうことなく屋根に統合されるため、建物のデザイン性を保つことができます。
エネルギー効率が高く、持続可能な住まいに適しています。
18. グリーンルーフ
グリーンルーフとは建物の屋上に植物を植え、緑化する屋根システムです。
これには、土壌層、防水層、排水層などが含まれ、さまざまな植物を育てることができます。
グリーンルーフは、エクステンシブタイプとインテンシブタイプの二種類に分類され、それぞれが異なる用途とメンテナンス要件を持ちます。
都市のヒートアイランド現象を緩和する効果があります。
[エクステンシブタイプ]
エクステンシブタイプのグリーンルーフは軽量で薄い土壌層(通常は6〜20cm)を使用し、メンテナンスが少ないことが特徴です。
このタイプの屋根には耐久性があり、低メンテナンスの植物、例えばセダムや草本植物が使われます。
設置コストが比較的低く、既存の建物にも導入しやすいのが利点です。
[インテンシブタイプ ]
インテンシブタイプのグリーンルーフは厚い土壌層(通常は20cm以上)を使用し、芝生や低木、小型の樹木など、多種多様な植物を育てることが可能です。
このタイプの屋根は通常の庭園のようにデザインされ、散歩道やベンチなどの設備を設けることもできます。
屋上スペースを緑地化することで、都市の中に自然を取り入れることができます。
19. ティアラ屋根
ティアラ屋根はその名前からもわかるように、ティアラ(王冠)のような美しいデザインが特徴の屋根形状です。
複数の小さな屋根が連なり、全体としてティアラのような形状を作り出すデザインが特徴です。
これにより屋根に立体感と装飾性が加わり、建物全体の外観が非常に華やかになります。
ティアラ屋根は複雑な構造を持つため、設計と施工には高度な技術が求められます。
頂部が尖った形状で、教会や城などに多く見られる屋根です。
荘厳で独特のシルエットが特徴です。
20. ストリートルーフ
ストリートルーフは道路に沿った形状の屋根で、都市部の商業施設やアパートに多く採用されています。
コンパクトで機能的なデザインとなっており、都市景観や街並みに調和するようにデザインされた屋根形状です。この屋根は、公共空間や商業施設、住宅街などで見られ、その形状や素材は周囲の建築スタイルに合わせて多様です。
ストリートルーフは建物の上部をカバーするだけでなく、歩行者に天候に左右されない快適な空間を提供したり、都市の美観を高めたりする役割も果たします。
アーケードを想像していただくとよいでしょう。
いかがでしたか❓
屋根の種類ってこんなに色々あるんですね😯
言われてみれば『見たことあるな』という種類も結構あったのではないでしょうか❓
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