フンデルトヴァッサー建築って知ってますか❓
2026年06月30日 14:38:00
フリーデンスライヒ・レーゲンターク・ドゥンケルブント・フンデルトヴァッサー

この呪文のようなオーストリアの芸術家であり、画家であり、建築家のフンデルトヴァッサーという方をご存知でしょうか❓
実は、大阪人なら馴染み深いあの人!
舞洲という立地場所や外観的に、USJと勘違いしてしまう人が続出している『夢洲のあのゴミ焼却場』でおなじみの、正式名称:大阪広域環境施設組合舞洲工場をデザインした方です!
実はヴァッサー建築のゴミ焼却場は、ウィーンのシュピッテラウ焼却場と舞洲工場の2つのみ。
2000年にヴァッサーさんは亡くなられてしまったので、今後増えるということもありません。
世界中にあるヴァッサーさんの設計は、どれも奇抜な見た目なので、好き嫌いのハッキリと別れる建築物だと思いますが、
「自然界には似ているものはあるが、ひとつとして全く同じものはない」
「建物を建てるということは自然を壊すということだから、同時に植栽すべき」
「自然界に定規で引いたような直線はない」
「植物と共に生きてこそ人間は、よりよい生活を送ることができる」
という、ヴァッサーさんの信念や思想や夢が基となって設計されているため、あの様ななんとも奇抜で不思議な外観の建築物になるのですね😄
奇抜で革新的ですが、信念や思想や夢の通り、必ず植物が共生・共存しています。
今回は、そんなフンデルトヴァッサー建築の『夢洲のあのゴミ焼却場』に焦点を絞って深掘りしてみたいと想います☝🏻🤓
『夢洲のあのゴミ焼却場』
🔥外壁の赤いストライプ = 炎
🧊煙突の青色 = 大阪湾の海の青と空の青
✨煙突頂部の黄金色の輝き = 将来への夢と希望
🧊煙突の青色 = 大阪湾の海の青と空の青
✨煙突頂部の黄金色の輝き = 将来への夢と希望
🔥壁に描かれた黄色い縦の線 = 燃え上がる炎
😶🌫️煙突の赤い線は = 立ちのぼる煙(ガス)
をイメージしたのだとか。
では、その不思議建築のイメージ外壁に使用されている材料は何なのでしょう❓
エントランス周辺の円柱などにはカラフルなモザイクタイル(セラミック系)が手作業で貼り付けられているそうです。
そして外壁タイルをベースに、鮮やかなパネルやセラミック材やストライプ板がふんだんに使われているのです😄
モザイクタイルって何でしょう❓
皆さま、一度は耳にしたことがあるとは思いますが、きっと『何となく想像できるけど、説明しろといわれると、、』というアバウトな感じかなと思います😊
モザイクタイルとは、一般的に1マスの表面積が50平方センチメートル以下(おおむね5cm角以下)の小ぶりなタイルのことです。
丸型、六角形(ヘキサゴン)、ランタン型(コラベル)など、四角形以外のバリエーションも豊富です。
キッチンや洗面所、浴室などの水回りのアクセントとして人気が高く、デザイン性に優れた空間を作るのに欠かせない建築資材です☝🏻
そんなモザイクタイル、実は様々な素材のものがあるのです👇
モザイクタイルは、使われている素材によって見た目や質感が大きく変わります。
| 材質 | 特徴 | 主な用途 |
| 磁器質・陶器質 | 最も一般的。耐久性・耐水性に優れ、焼き物特有の温かみがある。 | キッチン、浴室、外壁 |
| ガラスモザイク | 透明感があり、光を反射してキラキラと輝く。発色が非常に美しい。 | 洗面台の鏡まわり、店舗の内装 |
| 天然石・大理石 | 高級感があり、一枚一枚異なる自然な風合いが楽しめる。 | リビングのアクセントウォール、玄関 |
| 金属(メタル) | ステンレスやアルミなど。スタイリッシュで未来的、モダンな空間に。 | スタイリッシュなキッチン、商業施設 |
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
では、ストライプ板とは何でしょう❓
舞洲工場(および隣接する舞洲スラッジセンター)の外壁で使われている「ストライプ板」とは、フンデルトヴァッサー氏の独特なデザインを立体的に表現するために、建物の外壁(コンクリート壁面)の上に後から取り付けている、細長い「装飾用のパネル(意匠部材)」のことです。
平面のペイント(塗装)ではなく、立体的な板を打ち付けることで、光の当たり方によって影が生まれ、建物全体にうねるような生命感や躍動感を与えています。
ストライプ板の主な特徴
「直線」を否定するうねり
フンデルトヴァッサーの哲学である「自然界に定規で引いたような直線は存在しない」を体現するため、これらの板はあえてまっすぐではなく、1枚1枚が有機的にうねるような形状で施されているそうです。
こうした複雑な造形を屋外の大規模建築で実現するため、一般的にこの手の意匠部材には、成形自由度が高く、軽量で耐候性・不燃性に優れたGRC(ガラス繊維強化セメント)や金属板などの複合建材が、現場の形状に合わせて特注で加工・設置されます。
表面には、20年以上にわたって色あせや汚れを防ぐための高耐久なフッ素樹脂塗装などが施されています。
単なる建築の「壁の模様」ではなく、彫刻のように立体的なパーツ(ストライプ板)を組み合わせることで、あの唯一無無二の「お城のようなアート建築」が作られているのですね🤗
🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱🌱
舞洲工場の独特な外観は、確かな技術に支えられた塗装と、計算された「意匠部材」の組み合わせによって生み出されています。
「自然界に直線は存在しない」――。
その信念を映し出すように、外壁を這う有機的なラインや色鮮やかな装飾は、建物そのものがひとつの生命体であるかのような躍動感を放っています。
経年とともに壁を伝う緑のツタ、そして独自の意匠部材が織りなす陰影は、時が経つほどにその深みを増していくことでしょう☝🏻
機能性の中に宿るこの圧倒的な芸術性は、訪れる人々に今なお新鮮な驚きと、環境への新たな視点を与え続けています。
機能一辺倒になりがちな都市のインフラ施設に、ここまでの芸術性と「自然との共生」という哲学を落とし込んだ建築物を間近で見学し、肌で感じることができる建築物が、身近な大阪に存在しているということを今一度思い出してみてください。
ほら、見学に行ってみたくなりませんか❓😄



