急ピッチで進む「水性シフト」とその壁🧱後編🧱
2026年05月30日 17:30:00
後編

前回のブログでは、油性塗料⇒水性塗料へのシフトチェンジをしたことによって起こっている、新たな状況と、水性塗料の欠点を深掘りしました。
後編では、 このままシンナーが完全に手に入らなくなると起こり得る、最悪のシナリオを考えてみようと思います😱
具体的に現場や経営がどうなってしまうのか、5つの致命的な問題に分けて深掘りします。
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😱 1. 鉄部や屋根の工事が「完全ストップ」する
前述の通り、鉄部のサビ止めや、激しく痛んだスレート屋根の下塗りには油性(溶剤系)が不可欠です。
シンナーがないということは、これらの材料を薄めて塗ることができないため、「工事そのものを延期・中止」せざるを得なくなります。
😱 「サビ止めを塗らないまま放置」され、下地がさらに痛む。
😱 2. 冬場や梅雨時期の施工が不可能になる
シンナー(溶剤)には、気温に合わせて蒸発スピードを調整した「冬用」「夏用」「春秋用」があります。
※さらに猛暑の日のために、夏用よりさらに乾きを遅くした「盛夏用(特遅乾型)」などが用意されていることもあります。
もし手元に「冬用」のシンナーしか残っていない場合、これから夏に向けて気温が上がると、塗った瞬間にシンナーが蒸発してしまい、糸を引いたり、表面がブツブツになったりして綺麗に塗れません。
季節に合わせたシンナーの流通が止まるだけで、まともな仕上げができなくなるのです😥
🗑️ 3. 道具が洗えず、高価な機材が「一発でゴミ」になる
油性塗料を塗った後の刷毛(はけ)、ローラー、そして外壁塗装に欠かせない「吹き付け用のスプレーガン」などの器具は、使い終わったらすぐにシンナーで洗浄しないとガチガチに固まって二度と使えなくなります。
シンナーが枯渇すると、道具の使い捨てを強いられるか、高価な塗装機材(数十万円するものも)を壊してしまうことになり、職人の作業効率とコストが限界を迎えます😣
👿 4. 一部の悪質業者による「手抜き・違反施工」の横行
これが最も恐ろしいリスクです。
シンナーが手に入らない、あるいは高すぎて買えない業者が、追いつめられた結果として以下のような違法・不良施工に走る危険性があります。
👿薄めずにドロドロのまま塗る ➡️ 規定の厚みを大幅に超え、乾燥段階で表面だけが縮んで「シワ」や「ひび割れ」だらけの不細工な仕上がりになります。
💸 5. 元請け・下請け間の「違約金・倒産」トラブル
「シンナーがないから工事ができません」と言っても、新築のマンション建設や、工期がガチガチに決まっている大型現場では待ってくれません。
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工事が完了しないため、施主様や元請けから工事代金が支払われず、中小・個人事業主が黒字倒産(資金ショート)する。
工事が完了しないため、施主様や元請けから工事代金が支払われず、中小・個人事業主が黒字倒産(資金ショート)する。
一言で言えば… 塗装業界にとってシンナーは、自動車にとっての「ガソリンやエンジンオイル」と同じです。どれだけ高性能な車(高級塗料)があっても、シンナーがなければ1ミリも前に進めません。現在の流通パニックが長引き、本当に市場からシンナーが消えた場合、日本の建築メンテナンス(防水・防錆)そのものが一時的に麻痺するという非常に危うい事態に直面していると言えるでしょう😱



