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🏠軒ゼロ住宅のあれこれ-前編-

2025年11月06日 11:48:00


「軒ゼロ住宅」とは、住宅の屋根の「軒(のき)」がほとんど出ていない、または全く出ていない設計の住宅を指します。
軒とは「外壁から外側に突き出した屋根の先端部分」を指し、従来の住宅では雨・日差し対策として重要な役割を果たしてきました。

軒ゼロ住宅では、その「飛び出し」が極端に短く、例えば「軒先:柱芯から軒の先端まで250 mm以下」「ケラバ:150 mm以下」などが目安となる場合もあります。


※ケラバ...端的に言えば、画像の様に「雨樋がある方」です☝🏻



👀なぜ増えている?注目される背景

都市部・狭小地の増加:
土地が限られた敷地で、外壁ギリギリまで建物を配置したい、建ぺい率・容積率の制限をクリアしたいというニーズから、軒を出さない設計が取り入れられています。
モダンでシンプルなデザイン志向:
凹凸を減らした箱型・キューブ型の住宅デザインがトレンドになっており、軒が出ないことでそのフォルムがよりすっきり見えます。
建築コスト・建材量の軽減:
軒を作るための垂木・軒天・雨樋・破風板などの材料・施工が省略できる場合があり、コストを抑える設計の一つとして軒ゼロが選ばれることもあります。



メリット:軒ゼロ住宅の魅力

  1. 魅力➊ スタイリッシュな外観
    凹凸の少ないシャープなラインが出しやすく、モダンな住宅デザインを求める方には魅力的です。
  2. 魅力➋ 敷地・建物を有効活用しやすい
    軒の出があると建物外壁からの張り出し分が建築面積に影響する場合があり、軒をなくすことで居住スペースを広く確保しやすくなります。
  3. 魅力➌ 建築コストの軽減可能性
    軒まわりの構造・材料が少なく済むことで、設計・仕上げ・メンテナンス費用を抑えられるケースがあります。
  4. 魅力➍ 冬期の日射取得で暖かくしやすい
    軒が少ないことで、冬の低い太陽角度の際に日光が室内奥まで入りやすいなど、採光・暖房効率に有利とされるケースがあります。
  5. 魅力➎ 正方形(キューブ型)であれば耐震度がアップ
  6. 家に限らずですが、角が4つだとその立方体は強度がアップします。=耐震性能が優れているということになります。



デメリット:注意すべきポイント

  1. ⚠️ 外壁や設備の劣化リスクが高まる
    軒がないため雨水や紫外線が直接外壁に当たりやすく、塗装の劣化・カビ・シーリング破断・室外機などの劣化リスクが高まります。
  2. ⚠️ 雨漏りのリスク増加
    雨を防ぐ軒の機能がないため、窓や屋根・外壁の取り合い部で雨の吹き込みや浸入が起きやすくなります。
  3. ⚠️ 夏期の日差し・熱の制御が難しい
    軒が日差しを遮る役割を持つ一方で、軒ゼロだと直射日光が窓から入りやすく、夏場の室内温度が上がりやいので、冷房効率が落ちる可能性があります。
  4. ⚠️ メンテナンス・ランニングコストが増える場合も
    例えば、外壁メンテナンス周期が短くなったり、対策材にコストがかかる場合があります。



☝🏻軒ゼロ住宅を検討する際のポイント・対策☝🏻

  • ☝🏻 防水・外壁材の選定:劣化しやすいため、耐候性・耐水性の高い外壁材やシーリング材を採用することが重要です。
  • ☝🏻 日射遮蔽・開口部設計:夏場の日差し対策として、窓の庇・ブラインド・軒代替となる遮蔽物などを検討しましょう。
  • ☝🏻 雨仕舞・換気設計の強化:屋根と外壁の取り合い、通気・換気構成などを設計段階から慎重に検討する必要があります。
  • ☝🏻 メンテナンス計画を明確に:軒がない分、外壁や設備の劣化を放置すると大きなリスクになるため、定期点検・塗装更新などを前提に計画を立てましょう。
  • ☝🏻 敷地・法規とのバランス検討:敷地が狭い・建蔽率がギリギリなどの場合は軒ゼロが有利ですが、逆に余裕ある敷地なら軒を持たせた伝統的な設計も検討価値があります。



「軒ゼロ住宅」 が注目され、増加してきている昨今より前から、軒ゼロ住宅が主流の地域があります。
その場所を後編で掘り下げていこうと思います😄

↓↓↓
後編に続く🗣️

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