🗞️〖雑学コーナー6.5〗外壁トリビア・社寺仏閣 沖縄編📰
2025年04月24日 17:01:00

前回は本州の神社仏閣の外壁にまつわるトリビアをご紹介しました。
今回はその番外編、〖沖縄編〗です🌺
なぜ沖縄が番外編なのかというと、かつて〖琉球王国〗という名の、日本であって日本ではない異文化の土地でした。
そのため、神社仏閣といっても、本州と比べて神社仏閣に対する文化(宗教観)や歴史も、気候も異なります。
そんな沖縄の神社仏閣の外壁は、どんなトリビアがあるのでしょうか❓
さっそく見てみましょう❕
🏝️沖縄の社寺仏閣の外壁トリビア20選🌴
1. 赤瓦屋根と白壁のコントラスト🟥⬜
沖縄の社寺仏閣では、赤瓦屋根と白い漆喰壁のコントラストが特徴的。
これは強烈な日差しや台風から建物を守るためで、視覚的にも清涼感と荘厳さを演出します。
これは強烈な日差しや台風から建物を守るためで、視覚的にも清涼感と荘厳さを演出します。
2. 珊瑚石の外壁🪨🐚
古い建築には琉球石灰岩(サンゴ由来の石)が使われていて、外壁や塀にも使われます。
軽くて通気性があり、湿度が高い沖縄にピッタリな素材です。
軽くて通気性があり、湿度が高い沖縄にピッタリな素材です。
3. シーサーと外壁の関係🦁
外壁の角や屋根の上には「シーサー」が設置され、邪気を外から防ぐ守り神とされています。
外壁装飾の一部として、芸術性が高いものもあります。
外壁装飾の一部として、芸術性が高いものもあります。
4. 漆喰に貝殻が混ざっている🐚⬜
沖縄の漆喰(しっくい)は、貝殻を焼いた灰を原料にしています。
これは本州の漆喰と異なり、吸湿性と耐塩性に優れています。
これは本州の漆喰と異なり、吸湿性と耐塩性に優れています。
5. 台風対策の厚い壁🌪️🏯
沖縄の建物の外壁は分厚く頑丈に作られていて、特に寺院では風に強い石積みやコンクリ壁も使われることがあります。
6. 御嶽(うたき)には「壁」がない🧘♀️🌿
沖縄の伝統的な聖地「御嶽」は、ほとんどが建物を持たず自然そのものを拝みます。
壁がない=自然そのものが外壁であり神域なのです。
壁がない=自然そのものが外壁であり神域なのです。
7. 朱色はあまり使われない🟥
本州の神社のような朱色の外壁は少なく、沖縄では白やベージュ、自然石の色が多いです。
これは琉球王朝時代の独自文化の影響です。
これは琉球王朝時代の独自文化の影響です。
8. 屋根と外壁が一体化したデザイン🏯
沖縄の寺社建築では、屋根のひさしが深く、外壁と一体的に作られています。
台風や豪雨のときに雨水が壁を直撃しないよう工夫されています。
台風や豪雨のときに雨水が壁を直撃しないよう工夫されています。
9. 門(表門)も外壁の一部⛩️🚪
沖縄では「門(じょう)」が重要で、石垣や塀とつながっており、外壁の延長線上にある宗教的な境界と見なされます。
10. 木ではなく石やブロックを使う傾向📦
湿気とシロアリに弱い木材よりも、石やコンクリートブロックで外壁を構成する例が多いのも沖縄の特徴です。
11. 自然石の塀が多い🪨🏞️
寺院の外壁や囲いには、地元産の自然石を積んだ塀が多く見られます。
これは装飾性だけでなく台風時の安全性を考慮しています。
これは装飾性だけでなく台風時の安全性を考慮しています。
12. 仏教と琉球信仰の融合👣🛐
寺院の外壁に中国風の装飾や龍の彫刻があるのは、琉球王国時代に中国からの文化が流入したため。
異文化ミックスが壁面デザインに反映されています。
異文化ミックスが壁面デザインに反映されています。
13. 屋根からの「うしみじゅ」排水口💧🐉
「うしみじゅ」は屋根から流れる雨水を排水するための龍口(りゅうこう)状の装飾で、壁際に設けられることもあります。
14. 外壁に「家紋」や「宗派マーク」🎴
寺院の外壁には、宗派の紋章や家紋が刻まれていることがあり、地域の伝統と結びついています。
15. 風の道を意識した開口部🌬️🪟
高温多湿の沖縄では、外壁に風通しの良い格子窓やスリットを設けていることが多く、自然の風を活かす知恵が詰まっています。
16. 古民家との共通デザイン🏠🌿
沖縄の社寺の外壁は、古民家建築と同じく低くて横長のフォルム、瓦屋根、白壁などが共有されています。
17. ペイントによる修復が多い🎨🧽
沖縄では塗り直し(白ペンキや漆喰)による簡易な修復が一般的で、外壁のメンテナンスは地元の人の手によって定期的に行われます。
18. 亀甲模様など独特の文様🐢✨
寺社の外壁や門の装飾に、琉球伝統文様(亀甲、雲、水流など)が刻まれていることがあります。
19. 屋根瓦の端が曲線で壁とマッチ🎐📐
沖縄の赤瓦は端が丸く曲がっており、外壁とのつながりが滑らかになるようデザインされています。
20. 風水思想に基づいた方角と配置🧭🌞
建物の外壁や入口は、風水的に吉とされる方角(南向き)に設けられることが多く、壁の形状もその方位に合わせて調整される場合があります。
🌺まとめ🌈
沖縄の社寺仏閣の外壁には、自然、宗教、気候、文化の融合がギュッと詰まっています。
外壁ひとつとっても、本土とは異なる造形や機能性をしています。
外壁に注目することでも、沖縄文化の奥深さもより楽しめますよ!