外壁塗装のコツ 〜塗料選び〜
2022年10月27日 21:26:50
外壁塗装用の塗料と言っても何十社ものメーカーが何十種類もの塗料を販売しています。外壁塗装の見積りを業者に依頼した際も各業者がそれぞれ違う塗料を持って来たりするのではっきりいって比べようがなかったりします。
今回はそれぞれの塗料の特性を大きく分けてご紹介したいと思います。
これを読めば自分の家に合った塗料がわかるはずです!
塗料の分け方は大きく分けて4種類です。
アクリル塗料
ウレタン塗料
シリコン塗料
フッ素塗料があります。
それぞれの塗料に水性塗料と溶剤塗料があり、1液硬化型と2液硬化型があります。
アクリル塗料の特徴
•塗膜が柔軟でヒビ割れに強い
•耐候性が弱く色褪せし易い(期待耐久5年)
•透湿性が弱く熱によって水膨れの様に膨れたりする
•密着性は強く無い
適正部位
軒の裏や内部などの紫外線が当たらない箇所
模様付けなどの下塗
費用(30坪)
49.8万円(足場・洗浄・養生・塗装(3工程))
ウレタン塗料の特徴
•塗膜が頑丈なので踏んだりすても破れにいく
•耐候性はあまり強く無い(期待耐久8年)
•密着性は強い
適正部位
ベランダの防水や土間の塗装
雨樋などの密着しにくい箇所
費用(30坪)
56.8万円(足場・洗浄・養生・塗装(3工程))
シリコン塗料の特徴
•アクリル塗料にSI(ケイ素)を混ぜた塗料である
•ケイ素=ガラスなのでケイ素の割合が高いものは耐候性が上がり、柔軟性は無くなる(8年〜20年)
•ケイ素の濃度が高くなると無機塗料や無機有機ハイブリッドなどと呼び方が変わる
•塗料内の酸化チタンを高価な物に変えたものをラジカルシリコンと呼び方が変わる
•密着性は弱い
•透湿性は良い
適正部位
外壁•屋根塗装では最もポピュラーだが無機塗料などはサイディングボードのシーリングの上や弾性下地(柔らかいもの)への塗装は不可となっている。
費用(30坪)
56.8万円~82.6万円(足場・洗浄・養生・塗装(3工程))
フッ素塗料の特徴
•撥水性能がある為上からの塗り重ねが出来ない。
•フッ素濃度によって耐久性が変わる(期待耐久10年〜25年)
•フッ素濃度の高い塗料は塗膜が硬い
•密着性は弱い
•透湿性は良い
適正部位
スカイツリーなどの再塗装が難しい箇所
費用(30坪)
56.8万円~82.6万円(足場・洗浄・養生・塗装(3工程))
まとめ
シリコンとフッ素塗料に関しては濃度によって特性がかなり変わるので注意が必要です。特にシーリングの上への塗装は塗膜が硬くなるほど割れやすくなるのでサイディングの家はいい塗料を塗っても壁はピカピカだが塗膜が割れて雨漏りすることも少なくないので慎重に御検討下さい。
弊社では外壁にあった適正なプランを御提案致します。